うさぎ 雨垂れのリズムに乗せて 君の鼻唄は心地よく こんなに愛しい夜には 昔話が似合う 小さな手足をすり合わせて ブランケットにくるまる君 温めたミルク 揺れている湯気 可愛い言葉たち 絵本の中 兎が言うには 「ぼくはこんなにきみがすきだ」 手を広げても足りやしない 君より君が好きだ もしも晴れたら出かけようか 太陽の下かけまわり 兎みたいな目をした 寂しがりの君は 僕の腕の中で 今日も夢を見るんだろう