砂漠の百合 その風は 君をおいて 高い空へ 真っ白な紙を 舞い上がらせる 汗ばんだ額 首にまとわりつく熱気 からからに渇いた喉 砂漠に咲くという 君の白い指を探す 走って 走って走って 走って走って走って 砂煙の中に 見えるのならば